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sacrifice 

2013-7-10-ur001.jpg2013-7-10-ur002.jpg  女の言った‥

   『口の中で出されても良いです』

   『口の中に出されたら全部飲ませてもらいます』

   その言葉が何度も頭の中を巡っていた。


  抜かれた肉棒は、

   改めて一から丁寧にしゃぶり直す。

  選ばれた答えの行方‥

   それは、女の望む答えにと辿り着いた様に感じる。

2013-7-10-ur004.jpg2013-7-10-ur003.jpg  この口を使われる事に悦びを感じ、

   咥え、しゃぶる事で満たされる快楽。

   そんな景色が似合いの光景だった。

   舐め回す音が響き渡る中‥

   俺はその口の意味を知る。

2013-7-10-ur005.jpg2013-7-10-ur006.jpg  長年、何人もの男達で培われた女のやり方‥

   それは、今まで知る誰とも違っていた。

   皆から最後に口を選んでもらった女の

   悦び、気持ちの表れなのかもしれない。


   〜作られた第二の性器〜

2013-7-10-ur008.jpg2013-7-10-ur007.jpg  女の口は亀頭を歯茎で抑え優しく噛みながら、

   舌先は尿道へと滑り込ませて、

   溢れ出る唾液で指を使い丁寧にカリの周りを摩ってゆく。

   波打つ肉棒は更に大きくなり、

   それを確認しては喉の奥の奥へと押し込ませ、

   それら一連の動作を繰り返しては

   己の口の意味を確かめてる様でもあった。

   同時に俺の脳は過去の男達とのこの瞬間を

   思い描き想像していた。

2013-7-10-ur009.jpg2013-7-10-ur010.jpg  女は時に肉棒から口を離し、

   『皆さん、それぞれ味が違うんですよ』

   そんな言葉を口にする。

   俺の味は‥?そう聞くと‥

   女は『とても、美味しいです』

   そう答えては両手で握りむしゃぶりつきながら、

   さっきの動作を繰り返し、

   咥え、しゃぶっては味わっていた。

2013-7-10-ur012.jpg2013-7-10-ur011.jpg  そんな光景を俺は不思議に見ていた。

   そして、もう一人の自分が己の欲を満たそうとしている。

   興奮の絶頂とは意外な程に冷静で、

   ある意味では神経が研ぎ澄まされてゆく様だった。


  歯の無い口とは、これ程までに自由なものかと‥

   初めての感触を心底から味わうには、

   それは、驚きの方が多く興味の方が勝っていたのかもしれない。

   ただ、思い言える事は女の膣だけが射精に見合う性器ではないと‥。

2013-7-10-ur013.jpg2013-7-10-ur014.jpg  〜便器〜

  女は今にも射精される俺の肉棒の鼓動を察知し、

   その口を肉棒から外し、こう言った。

   『出される時は、お願いです』

   『横たわる私の大きく開けた何も無い口の中へと扱き出して下さい』

   何とも意味深な言葉で不思議だった。

   『私の口は便器です』

   初めてこうして会う女が、ましてや母親が‥

   射精する男を目の前にを言う言葉に驚いた。

2013-7-10-ur016.jpg2013-7-10-ur015.jpg  俺は言われた通り女の顔に跨がり、

   大きく開かれた口を確認すると女は舌を出して、

   まるで、今か今かとその時を待ちわびてる様だった。

   俺は扱き始めると、それはものの数秒で射精された。


  〜女の口の中へと溜まり出す精液〜

   それは俺の歪んだ征服感へと導く。


  射精され、ゆっくりと萎み始める俺の肉棒に、

   横たわる下から女はそれを咥え先から垂れる精液を舌で絡め取り、

   そして亀頭全てを咥え中にある最後の一滴までを吸い上げていた。

2013-7-10-ur017.jpg2013-7-10-ur018.jpg  ろくに会話もしていない‥

   ほとんど何も知らない女に俺は身を預けていたのかもしれない。


  ほんの少し眠っていただろうか‥。

   気がつくと女は、さっきまでの淫らに狂う姿が嘘の様に、

   清楚に着飾り、化粧を直し、ここへ来た直後の女の姿が目の前にあった。

   当然、口元には偽りの歯がはめてある。


   その瞬間、俺の現実と非現実は混乱していた。

   〜sacrifice〜

2013-7-10-ur020.jpg2013-7-10-ur019.jpg  この後、急いで子供達が待つ家にと帰るのか‥?

   それとも、違う男の場所へと向かうのか‥?

   それはわからない。

   敢えて余計な事は聞かなかった。


  ただ女は満足気な表情で一言‥

   『もし、この身体を気に入って下されば、またお願いします』

   そう言って夜の9時過ぎに先へホテルを出て行った。


  そして、この日を境に互いの距離は縮まり、

   俺と女との8年の歴史が生まれ積み重ねられてゆく。

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