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鏡。 

2012-2-1-001.jpg  あるホテルの一室‥

   音の無い張りつめた空気の中、

    テーブルの上には見栄えの良い

     楽しめる道具が、いくつか並べられている。

      俺は決まりの缶コーヒーを飲みながら数本タバコを吸い、

       カメラをいじりながら待っている。

2012-2-1-002.jpg 女はただ‥

  遊ばれる為、虐められる為、辱められる為にやって来る。

   入るなりすぐに、洗面台、鏡の前、

    いつもの様に化粧、身支度を整える。

     真っ赤な口紅を塗り、

      母親から獣へと姿、形を変えていく‥。

       やがて鏡に映るその姿には、

        堕ちた真の姿が現れる。

2012-2-1-003.jpg  限られた時間の中で、

   何をどうするかなど、

    特に決まったメニューはない。

     俺が見たいのは、ただ一つ‥

      堕ちた本当の姿。

2012-2-1-004.jpg 俺はそんな姿が見たいだけで、

  準備をしている、鏡に映る女の姿を見ている。

   女は、そんな姿を剥いで欲しくて、

    鏡に向かい準備をしている。

     そんな、ある一日の事のはじまり。

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Objet2『その二つの穴は‥編』その12 

2012-2-2-003.jpg  この穴の中には俺と出会う以前の

   沢山の男達のペニスの臭い、精液、感覚が詰まってる。

     女とは30代半ばに知り合う以前に、

      上は10歳以上離れた40代、50代の妻子持ち中年男性から、

        下は20歳代の若い男達まで‥使い、使い倒された穴。

  女は言う‥

  『この穴は沢山の男性の方々に使って頂きました』

   『奥さんには出来ない様な事しながら皆、喜んでバイブを入れたりしてたんです』

    『若い男の子は喜んでペロペロと舐めて頂きました』

2012-2-2-002.jpg 俺と知り合う以前に、この穴、この肉体は、

  ほとんどの調教は済んでいた。

   ただ、一つを除いて‥

    その一つ、俺がしたい事は、そんな経験からしか生まれない穴、肉体に、

     年齢から湧き出る妖艶な匂いを生み与える事。

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40歳半ばの本質。(予告) 

2012-2-9-001.jpg  肉体に真っ赤な口紅で書かれた、いくつもの落書き‥

   ケツには『変態ママでごめんなさい』と‥

    出産済の穴にクスコを突き刺す。

     その穴の奥の奥、子宮まで覗かれ、

      視姦される事に悦び、ケツを振り、汁を垂れ流す。

       そんな変態ママの醜態、穴を‥。


  近日シリーズ公開予定。

   adviser-A

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Objet2『その二つの穴は‥編』その13 

2012-2-12-001.jpg  マウスワインダーを装着し、もう一つの穴を大きく開いた置物。

   そこには不思議な光景が目の前に横たわる。

    人間であって人間ではない様な、そこにあるのは‥

     穴と言う名の口をマウスワインダーで大きく開いた、

      それは生身の置物。

2012-2-12-004.jpg その置物の大きく開かれた、もう一つの穴に、

  自分の物を突っ込むなり、または、

   精液を射精する為の場所とするなり、好きにすれば良い。

    その穴と言う名の口の中には、障害となるものは何もない。

     使い擦り倒した肉の塊だけが、骨を覆う。

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Objet2『その二つの穴は‥編』その14 

2012-2-14-001.jpg  一度、目醒めた感覚‥

   見てみたい、してみたいと思う欲とは限りない。

    俺はいつもの様にタバコを吸い目の前の望む光景を、ただ見てる。

     もしかすると、それは子供の頃にやった彫刻の様な物かもしれない。

      手探りながらも何年もかけ肉を削り余計なものを省き、

       丹念に自分の想像する姿を思い描き彫り進める様な作業。

2012-2-14-002.jpg 30代後半に知り合い、暫くして思った…

  40歳を過ぎ50歳に向かう過程で細過ぎるでもなく、かと言って、

   太ってるでもなく、程良い肉付きで、子供を産んだ女性が持つ独特の色気、艶、質感。

    男が一度はやりたくなる様な姿、形を何年もかけ作って行こうと…

     俺の妙な拘りってヤツも思えばキリが無い。

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道具。 

2012-2-17-003.jpg  いくつか、ある中から今日使うであろう…

   小分けされた道具をテーブルの上に並べる。

    始まる前は、いつもこんな感じだ…。

     並べられた、これらを見て女は特に話しをするでもなく、

      化粧を直しに洗面台へ、そして、服を脱ぎ裸になって部屋へと入ってくる。

2012-2-17-001.jpg 集められた道具の中には、一回限りの物から、

  気に入って何度も使う物や、たまに思い出した様に使う物。

   今、それらをもう一度、集め揃え直してる。

    気に入った物だけを淘汰されながら‥。

2012-2-17-002.jpg  それは、使う側の手にした時の何とも言えないゾクゾクとした質感と、

   使われる側の絵になるいやらしさかどうか…

    それら物と肉体とが合わさった時の感覚、それを基準に、

     繰り返し淘汰される。

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Objet2『その二つの穴は‥編』その15 

2012-2-20-001.jpg  街の家具屋にこんな置物が置いてあったら、

   誰かが、これを買うだろうか…

    その置物には首から胸の前に値札をぶら下げ、一言

     『ご自由にお使い下さい。』と言葉が添えてある。

      そんな姿で並んでる光景を想像する。

2012-2-20-002.jpg 客はこの置物を上から、下から、横から、斜めから‥

  開いた全ての穴、肉体を丹念に舐め回す様に確認し、

   肉の置物、この商品の品定めをする。

    この肉体に付いている、どの穴をどう使おうが、

     それは、買った者の自由。

      荒々しく物の様に扱われる事に悦びを見いだす置物。

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Objet2『その二つの穴は‥編』その16 

2012-2-21-a001.jpg  そこで両手を頭の後ろへ、全てを諦め、そして受け入れ、

   絶対服従へと、俺に全てに従う姿を晒してみな!

    大きく開いた両脇には剃る事を許されない、脇毛を見せ、

     大きく開いた両足の中の毛は綺麗に剃り落とされ、

      40半ばの女が、母親が、醜態を晒して眼前に居る。

2012-2-21-a002.jpg 日常では、子供の学校、行事に参加し母親の姿した表の顔があるが、

  その一方では、もう一つの姿、裏の顔がある。

   それは、こんな姿を晒して尚、悶え狂い、獣の様な声で嗚咽を吐き、

    変態のマン汁をタラタラと垂れ流す姿。

2012-2-21-a003.jpg  俺の欲望、興奮とは身勝手なもので‥

   変態が変態に全てを飲み込まれ支配されては、その中に興奮も魅力も何も感じられず、

    表と裏、正気と狂気。

     堕ちた姿の、その正反対の正気の姿があってこそ、

      時として見え隠れする、もう一つの淫らな堕ちてゆく姿に興奮を覚える。

2012-2-21-a004.jpg 狂った姿だけでは何かが足りない‥

  寧ろ、そこには何の魅力も感じられない。

   そこに必要なもの、それは、罪悪感にも似た感覚、感情を生み出す理性。

    それが、脆くも剥がれ、崩れ落ち、破壊され、

     それをも自ら超越し決壊した姿、形、仕草や表情その瞬間こそに興奮がある。

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