紅く色鮮やかな口紅が塗られた口。

　　　その口の中にある違和感‥。


　　寧ろ、普通では逆なのかもしれない。

　　　でも、違う。

　　　無い事が普通で、ある事が異常。


　　そうやって育て上げられ生きて使われてきた女の証。

　　女は下の歯から、ゆっくりと外し、

　　肉棒のそばへと丁寧に置いてゆく。

　　そして、上を外した、その姿‥

　　口を歪ませた真の女の姿、顔、表情が、

　　無惨にも隠し様がなく露わになる瞬間。

　　これで、心置きなく吸えて舐められるな！


　　そう言われた女の表情からは、

　　　何とも言えない悦びの笑みが垣間見える。


　　普段、日常の顔を知る、その姿からは、

　　　誰も想像し得ぬその姿、顔。

　　　その顔に女の発情した、貪り狂う表情が交わる。

　　全身全霊、まさに欲望を満たし、

　　　男に使われるその体。


　　女の頬骨が張り、頬は痩け落ち、

　　　生贄と言う言葉を敢えて使えば、

　　　それは今‥

　　　俺の方なのかもしれないとさえ思う。

　　歯のある口での通常のフェラチオは、

　　　口と顎が疲れると言うけれど、

　　　女の場合は、それは違う。

　　　寧ろ逆で扱い易い。

　　　なぜなら、思うがまま至る所、

　　　吸い付き噛みつけば良い。

　　　そこに、歯を当てて傷つける余計な心配や配慮、

　　　それを意識し口を適度な大きさに開き維持をする

　　　そんな気遣いなど必要ないから‥。

　　真の姿を露わにし、今この時を愉しむ。


　　女からしてみれば、その姿‥

　　　まじまじと見られ観察される屈辱感。

　　　その屈辱感と混ざり行き交う高揚の傷み。


　　闘い葛藤しながら使われる女の全てに、

　　　男の肉棒が吸い寄せられてゆく。

　　その姿を見てもらうが良い。

　　その何も無い口の姿さえも、

　　　美しい、可愛いと言って頂ける人達に‥。


　恥ずかしいだろう？

　　でも、嬉しいだろう？


　　〜Blow job slave〜

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