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物事、事象には2つの答えがある。
それを単純に言い表せば表の顔と裏の顔。
ここに晒される女の姿にも2つの姿がある。
仮面をつけ、清楚に装い振る舞う日常の姿と、
その仮面を外し男に使われる真実の姿。
誰もが皆、日常でその顔を器用に使い分けてる。
普段は仮面を付け、SMとは興味の無い、
無関係の姿を装い生活、仕事をして過ごしている。
心の中にある、もう一つの真実を隠して‥。
生き人形‥
それは無表情で無機質な生身の肉体。
感情は‥
後から男が思うがまま好きにこの肉体に宿らせて下さい。
女の物言わぬ口から聞こえ想像できる言葉は、
まるで、そんな表現が似合いの光景だった。
互いの事など何も知らない会ったばかりの二人。
大きく開かれた口の中‥
ゆっくりと掴み取る下の偽りが、
角度を変え口の中で不自然に歪み始める。
きっと誰もが、その光景を目の当たりにして、
それが一瞬で何であるかを理解出来る男は居ないだろう‥。
想像もし得ない。
かつて、自分もそうであった様に‥。
目の前の女が当時30代の女なら、それは尚更。
さっきまで、会った直後に見た
スーツを着て清楚に振る舞い髪を束ねた女の姿。
そして今の姿を無意識に重ねながら、
眼前の光景をただ見ている。
まさに、それは初めて見る絵図。
右手で掴み取られた指先の奥に見える女の表情が、
目の前でゆっくりと変わり始める。
偽りの白い歯とピンクの歯茎が持ち上がり、
それは女の口の中から静かに取り出された。
下の偽りから抜き取られた先に糸を引く唾液‥
俺の肉棒は、その光景に萎えるとは違う
初めての感覚を覚え知る事になる。
言い様の無い感覚‥
体中の全神経が研ぎすまされてゆく様だった。
それは新たな脳裏に広がる内面的な興奮と欲情、興味。
女からの余計な説明、言葉など何もない。
この女が過去に何を捨て、何を手に入れたのか‥。
今のこの状況を目の前に女にとって、
そんな事はどうでも良い事なのだろう‥。
今、男を前に必要の無いモノを取り外すだけ。
言い換えれば目の前の男にとって、
自分が必要な姿、物になるだけかもしれない。
それは『男にとって使い勝手の良い女』
自らそんな姿に今、目の前で変わろうとしている。
外された下のモノは丁寧に、そしてゆっくりと膝の上に置いてゆく。
変わりゆく女のその姿。
その時はただ‥
変わり始める女の姿、光景と膝の上の置かれたそのモノを、
黙って見ているだけだった。
そして、
女の右手は上の偽りを外しに、そっと手を伸ばし始める。
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