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貪りつく肉欲の果て 

2013-5-29-uw001.jpg2013-5-29-uw002.jpg  偽りの歯を外し、

   女は自由となり、さらに欲望の赴くまま肉を漁り男を弄る。


  女の両手で丁寧に広げる男のアナル。

   それを目の前に嗅覚で感じ女は貪り喰らう。

   顔面を押し当てて‥。


  今日、この場所へと来た時の表情、姿、形、顔の女はもう居ない。

   人間の本来在るべき姿とは、曖昧なもの‥

   誰もが皆、仮の姿を意識、無意識に演じ、

   その姿が今の自分の姿と信じ込もうとする。

2013-5-29-uw004.jpg2013-5-29-uw003.jpg  必死に奥底へと舌先を滑り込ませるその姿。

   丁寧にシワの一本一本までを舐めては、

   吸い味わい喰らう。

   女の指で広げる、その穴はさらに広がり、

   奥へと舌先の角度を変えては、

   男の臭い感じる方へと滑り込ませる。

2013-5-29-uw005.jpg2013-5-29-uw006.jpg  女の口の中には、

   今‥

   邪魔になるモノは何も無い。

   あるのは、真っ赤な粘膜に覆われた肉の壁‥

   そして、男を味わい味覚を得る舌。

   それさえあれば十分と言わんばかりに、

   偽りの歯が俺の肉体を転げ落ちる。

2013-5-29-uw008.jpg2013-5-29-uw007.jpg  母親であり、一人の女‥

   どちらも、それは紛れも無い事実。

   今のこの状況を女は堪能し、満たされれば、

   子供達の待つ家にと急いで帰り、

   肉欲満たされ堪能した、この口で、

   女は子供達に接し、子供達と会話をする。


   男を貪るこの口で‥。

2013-5-29-uw009.jpg2013-5-29-uw010.jpg  人間の体‥

   肉体にある鋭く尖った剥き出しのモノ。

   時にそれは傷つけ合うモノ。

   その一つを若くして失った‥

   いや違う、自ら捨てた一人の女。

   それと引き換えに手に入れた、もう一つの生き方。

   どれだけ強く噛もうが、それは‥

   何かを傷つける、遮るモノがないからこそ、

   男の中へと入り込み、男を満たし、己をも満たす事が出来る。

   あるがままを味わい、使われる快楽。

2013-5-29-uw012.jpg2013-5-29-uw011.jpg  異物。

   それを無くせば可能になる事を

   若くして覚え知った女の姿に、

   他の想像を生み出そうとする。


  女の産まれ持つ膣よりも意味あるモノ‥

   手に入れたのかもしれない。

2013-5-29-uw013.jpg2013-5-29-uw014.jpg  20代の苦悩と葛藤。

   その先にある現実の姿を目の当たりに、

   今を曝け出して感じる本能が目を醒ます。


  それは、貪りつく肉欲の果てに‥

2013-5-29-uw016.jpg2013-5-29-uw015.jpg  顔面を強く押し当て荒れ狂った様に貪りつく肉欲。

   真紅の口紅がより卑猥に歪み、

   口の周りへと彩られ纏わり付く。


  その姿‥

   女の口は毎回、

   処女の様な小さく窄めた新たな穴へと変える。

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